青春18きっぷ冬の旅 4

 

餘部駅と集落は、コンクリート舗装の狭い道によってつながっている

もちろん、高低差があるので坂はきつい

 

坂の途中から余部の集落を見下ろす

 

 

 

 

 

 

荒波立つ日本海の入り江に密集する家々

どの家も海に面して垂直に建てられているのが印象的だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

橋脚を下から見る

整然と鉄骨が並ぶ

でも、なんだか細々していて頼りない

規模が大きいから各部材が小さく見えるのかなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

足元はこんな感じ

その辺の送電線鉄塔よりも華奢に見えるんだけど…

 

橋梁の真下は空き地になっているが

そばには民家が建っている

家の窓から列車は見えないんだろうなぁ〜

見えるのは赤い橋脚だけだろう

見上げればやっと

 

 

 

 

 

線路が見える

 

 

1986年 回送中のジョイフルトレイン7両が

強風にあおられ転落するという事故がおき

乗務員1名と鉄橋下の工場で働いていた

5名の方が亡くなるという事故がおきた

 

物心つく前の事故なのに

今までずっと気にしてきた「餘部橋梁」

供養のために建てられた鉄橋下の

聖観世音菩薩に合掌してから餘部の集落を歩く

 

 

が、

 

 

時々襲ってくる時雨とあられ…

防波堤近くを歩くと強風で波しぶきかかってくる…

橋梁全体を見渡したいけど大きすぎてなかなか見えない…

ダイヤが乱れているのでいつ列車が来るのかわからない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然やってきた「ゴッパニッパ」

風音と波音でかき消されていたのか

列車の走る音を聞いた記憶がない…

 

 

 

とまぁ、なんだかなぁ〜という気分なのでさっさと駅に戻ることにする

もう一度来ることになるだろう、もっと天気のいい日に…

 

餘部駅にはありがたいことに小さな待合室がある

ベンチには座布団がおかれていた、その横には「駅ノート」

「駅ノート」はこの駅を訪れた人たちが何かを書き込んでいく一冊のノート

他の駅でも置いてあるところはたくさんあるらしい

 

大学ノートをめくると、昨年終わりにこのノートに変わったばかりらしく

まだ数ページしか書かれていなかった

ざっと見た感じ、「新橋梁にしないでくれ」という意見が多かった

 

もし新しい橋になって、魅力がなくなったとすれば

この駅の「駅ノート」は なくなってしまうのだろうか…

 

カメラを抱えた男の人二人が入ってきた

「定時やとしたらもうすぐくるなぁ」

(時刻表どおりに列車が動いているならばもうすぐ来るなぁ)

ホームに入ってきた列車は「ゴッパニッパ」

4両編成の列車に乗ったのは私一人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

餘部橋梁眼下を車内より見下ろす

この程度の高さはビルやマンションでも体験できる

ただ、家の屋根のはるか上で列車に乗っているという感覚が不思議

 

 

 

 

 

 

 

 

白波立つ余部の海

餘部橋梁は

300メートルだけの空中散歩

 

 

あんまり写真も撮れなかったし

じっくり見ることもできなかったし…

不完全燃焼感を抱えたまま

隣の駅、「鎧」へ向かうことにする

 

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