青春18きっぷ冬の旅 1

 

まだ真っ暗な朝5時過ぎ、自転車で京都駅へ

めったに行かない山陰線ホームへと向かう

5時38分 着席と同時に園部行き普通列車は走り出した

 

保津峡駅ではホームに雪が積もっている

亀岡・千代川…窓から見える景色は白い雪

 

園部駅を前にして、車内の乗客がだんだん立っていく

…これはもしや…

案の定、雪降り積もるホームで乗り換えバトル

と言っても、ほとんど地元のお客さんなので

慣れた雰囲気で2両のワンマンカーに乗っていく

 

自動放送の案内とともに走り出した電車

一駅目の船岡で「対向列車が雪のために遅れている」ので9分遅れ

だんだん窓の外が明るくなってきた…けど一面真っ白!

積雪と言うよりも着雪と言ったほうがいいぐらい

重そうな雪が木や看板や電柱にへばりついている

15センチ以上積もっているかなぁ〜

京都駅から一時間でこんな景色が見られるとは…

 

ときたま窓の外から「ガリガリ!パリパリ!!」と音がする

何の音かと考えてみれば、線路沿いの木の枝が

雪の重みで垂れていて、電車に当たっているのだ

どこかの川岸の竹は おじぎどころか土下座状態になっていた…

 

綾部からたくさんの学生が乗り込み7時30分福知山駅に到着

次の列車は8時22分だ、それまで駅の中をぶらぶらする

全体的に若干電車が遅れているようだ、学生たちも寒いホームで待っている

 

次に乗る列車の運転士さんが別の運転士さんと話している

「えらい雪やなぁ〜」

「夜久野のほうはすごかったけど、城崎はぜんぜんやったで」

 

 

  

  15分ほど遅れて到着した列車

  学生たちはやっと来たかと言う顔で乗り込んでいった

 

 

 

 

と、駅の放送が入った

「上夜久野・下夜久野間で雪害が発生、運転見合わせ…」

雪害って…どうやら次に乗る列車はしばらくの間来ないようだ

 

 

 

  雪玉を投げ合って遊ぶ高校生たち…

  元気やのぉ〜

 

 

 

 

倒木の恐れがあるために運転を見合わせている…

復旧には一時間ほどかかる…8時22分発の列車は運休…

次々と状況がわかっていく

 

 

 

  宮津方面から来た

  タンゴエクスプローラー2号

  接続待ちで少し遅れて発車した

 

 

 

 

 

 

次の列車は9時57分発、まだまだ時間があるので

せっかくだから少し福知山の町を歩いてみる

青空も見え始めた、雪が半端に溶けているので歩きにくい

車もガンガン水をはねとばして走っていく

特にどこへ行くでもなくぶらぶら歩き、駅にもどる

 

改札で運賃表を見る。次の電車の前に特急があるのだ

しかしながら青春18きっぷじゃ特急には乗れない

乗車券だけで1110円かぁ…特急料金をあわせると

青春18きっぷ一回分(2300円)ぐらいになりそうなのであきらめる

 

ホームへ行くと特急の乗降口位置にたくさんの人が並んでいる

8時22分の普通を待っていた人も並んでいる…

特急に乗るのかぁ〜みんなリッチだなぁ〜ええなぁ〜

と思っていると放送が「普通の乗車券をお持ちの方もご乗車ください〜」

…なにそれ、つまり、特急券を買わなくたって乗れるってこと?

ラッキー♪…いやまてよ、青春18きっぷは普通の乗車券じゃないはず…

と思って交代前の車掌さんに聞いてみると「どうぞご乗車ください」

ということだったので、ここはありがたく乗せていただくことにしよう

 

(*青春18きっぷは「企画券」扱い(だったと思う)なので、

 いろいろな制約がついてきます。今回の特急への

 便宜乗車はほんとにほんとの特例です。)

 

 特急北近畿1号のデッキより外を見る。

 木に雪がのっかかって、曲がっているのが

 わかりますでしょうか?

 

 もう少し窓を拭けばよかったなぁ〜

 

 

 

 

 

自由席にしか乗れない。でもほぼ満席だったのでデッキに立つことにする

大阪から来ているこの特急、自由席の人もちゃんと

特急料金を払って乗ってはるんだよなぁ〜なんだか悪いなぁ〜

こっちは言い方が悪いが「タダ乗り」やし…デッキで十分やね。

 

 

 豊岡でたくさんの客が降りた

 せっかくなので結局座ることにする

 1駅8分間だけ…

 

 

 

 

11時前、定刻より少し遅れて列車は城崎駅に着いた

 

温泉も蟹にも見向きもせず、接続のディーゼルカーに乗り換える

 

 

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