青春18きっぷ冬の旅　５

隣の駅「鎧」にはすぐに着いた

降りたのは私とカップルさんの計三人

見るからに旅行してはる格好なんやけど

なぜにこの駅に降りたのかなぁ〜

ここには民宿やらもなさそうやし…

お二人さんは線路沿いの道を歩いてどこかへ行ってしまいました

　駅は高台にあります

　集落へは坂道を

　下っていかなければなりません

　その道の途中から見た日本海

　この右手前にいくつか家があります

　寒くはないけど風が吹き付ける

　空はなんだか晴れている

お二人さんは景色目的で降りたようで

何をするでなく海を見てた

　波は高い

　見えてる防波堤まで

　行ってみようかと思ったとたん

　防波堤を越える波が来た。

ダイヤが乱れているのでいつ電車が来るのか分からない

ホーム周辺をうろうろして時間をつぶす

反対方向への列車が来た

黄色の帽子をかぶった小学生が10人ぐらい降りてきた

ディーゼルカーはトンネルに消えていき

ホームは再び風音に支配される

カップルさんがホームへ戻ってきた

ホームに立ち、二人並んで、手をつないで、

彼女がケータイのカメラで 海を写してた。

ケータイのCMにでもできそうなそのシーン

こっそり写真を撮ろうとしたけれど

なぜだかシャッターが切れなかった

幸せオーラが強すぎたからかなぁ〜

…

……

…電池が切れた…

……

…

　海を見下ろす駅

　鎧駅

←この奥には

　海向けのベンチが置かれている

大阪からの特急がやってきて向かいのホームに止まった

しばらくすると乗る予定だった列車が数分遅れてやってきた

１＋２人を乗せたディーゼルカーは城崎へ向かう

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