暗峠〜坂道と景色と人と。2

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坂のを振り返るとさっきのおじいちゃんが

家の横にバイクを止めてなにやらしてはる

なんかお届けものでもあったのかなぁ〜

坂を上ると石畳になった

石畳と言っても、大きな石が埋め込んであって隙間もあるので

自転車に乗っているとガクンガクンショックがくるっす

と、うしろからさっきのおじいちゃんが

バイクをガタガタさせながらやってきた

「ちょっとまって〜」

「さっきはありがとうなぁ〜これもらって〜」と

バイクの前かごから缶のスポーツドリンクをさしださはった

「コーラがいいかなぁ〜とも思ったけど、やっぱりこっちやな〜って」

さすがだね、おじいちゃん、よくわかってらっしゃる

「わざわざありがとうございます！」と、ありがたくいただくっす

「お気をつけて〜」おじいちゃんはバイクでガクンガクンとなりながら

生駒方面へ下っていかはった

その場所が

13：43

暗峠

なんだかのどかな雰囲気で落ち着くっすね

お茶屋さん（？）は今日は閉まっているみたい

少し休憩していると

ちゃんとした格好をした兄さんが、ちゃんとした自転車でのぼってきはった

「こんちわ〜普通のチャリでのぼってきたんですか？」

「そうっすよ、ほとんど押してのぼりましたけど…

　その自転車やったら漕いで登れるんじゃないですか？」

「ほとんど漕げるね、今日3往復目やしねぇ」

！！！！！！！！「はは…すごいっすね…」

もはや神の領域ですな…そういえば下のほうですれ違ったのもこの人だったような…

ちなみに、ちゃんとした自転車ってのは、クロスバイクっぽいやつで（ロード車じゃなかった）

ちゃんとした格好ってのはウェアにヘルメットにサングラスだったっす。

まだまだ先は長いので出発することにしよう

13：54

奈良は南生駒に向かって

まるでダイブする感じ〜

広めの道路を快走〜

あっちゅうまに　だいぶ下ってきたよ

漕ぐ必要まったくなし、ブレーキも適度に

このスピード感と爽快さは

のぼりの苦労を忘れさせてくれるよ

不法投棄防止の柵と思われるものが

いたるところにある

大阪側にはなかったのに

…ってか大阪側は車でも行くのは困難だよなぁ

こっちは道が広いし快適だぁ〜〜〜〜〜〜〜

…！

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